HOME > ●カテゴリタイトル● > 『床版構造及び床版構造の横座屈補剛方法』特許を取得しました。
お知らせ 2023-01-18
鉄骨造の大梁に対してプレストレスト合成床に方杖材を組み合わせた横座屈補剛方法を開発し、特許を取得しました。
【特許番号】特許第7163527号
【発明の名称】床版構造及び床版構造の横座屈補剛方法
従来、鉄骨造の大梁はデッキプレートを考慮し、約3mピッチで小梁が取りつきますが、この小梁は地震時などの繰り返し荷重に対し、大梁下フランジが圧縮となる場合を想定して横補剛材として設けられております。今回の開発では、小梁を設けず大梁間にプレストレスト合成床をかけ渡し、プレストレスト合成床にスタッド付きのプレートを埋め込み、方杖材を介して大梁下フランジと接合することで、大梁下フランジの横座屈補剛の防止を可能とし、このことにより小梁を省力することが可能になったため、鉄骨造とプレストレスト合成床版の組み合わせの汎用性が広がりました。
【従来工法と比較した時のメリット】
①従来の小梁+補剛材を設置する工法に比べ施工性が高い
②材料費の削減・工期短縮を図ることが出来る
③スラブにプレストレスト合成床版を使うことで、ロングスパンが可能となる。意匠的にも優位な工法であると言える
④小梁が省力されることで階高が高くなり設備空間などが確保される