HOME > ●カテゴリタイトル● > コンクリート製品の製造ラインにAIスランプ予測システム「PreSLump AI®」を導入しました
お知らせ 2023-04-20
当社は、太平洋セメント株式会社が開発した「人工知能(AI)を用いたコンクリートのスランプ予測技術」について共同で実証を進め、この度、その技術を製品化したPreSLump AIⓇ(販売元:パシフィックシステム株式会社)を関東工場に導入しました。
本システムは、AIの深層学習(ディープラーニング)による画像認識を用いてミキサー内のコンクリートの練混ぜ画像を瞬時に解析し、リアルタイムにスランプ値の予測を行うものです。
これまで、コンクリートの品質管理は、適正な材料管理や計量管理に加えて、オペレーターが目視でミキサー内のコンクリートの練混ぜ状態を監視することでスランプの安定化を図り、製品ごとに決められた回数のスランプ試験によりワーカビリティーを確認していました。
本システムを導入することによって、全数のコンクリートのワーカビリティーを定量的かつ視覚的に確認することが可能となり、より安定した品質のコンクリート製品を提供できるようになります。
また、オペレーターの目視による練混ぜ状態の確認は製造経験に依存していましたが、定量的な品質評価ができるようになるため、技術の伝承がしやすく、品質管理の精度向上と効率化、生産性の向上が期待できます。