FC板スラブ工法
1. 概要
FC板は、チャンネル型の断面をしたプレキャストコンクリート板で、リブ部分に配置した4本のPC鋼材によりプレストレスが導入されています。
FC板スラブ工法は、梁間に敷設したFC板の上に上場筋を配置し、現場打ちコンクリートを打設して一体化するハーフプレキャスト合成床スラブ工法です。上面に施した粗面により現場打ちコンクリートと一体化し、強靭な合成スラブとして荷重に抵抗します。
FC板は無支保工での施工が可能で、現場作業を軽減することができます。
2. 特徴
- 支保工なしで長スパンの施工が可能です。
- プレストレスが導入されているため長期たわみが小さく、ひび割れも発生しません。
- 鉄筋およびコンクリート量を軽減できます。
- 薄肉部はコンクリートカッターによる切欠きや穴開けが容易です。
- 過大積載荷重に対して充分な復元力を有します。