PCaPC 工法
1.概要
PCaPC 工法(プレキャストプレストレストコンクリート(Precast-Prestressed Concrete)工 法)とは、あらかじめ工場で製作されたプレキャスト部材(PCa 部材)を現場で揚重機などを使用 して組み立て、プレストレスを導入することでPCa 部材を圧着し躯体を構築していく工法です。
場所打ち PC、PRC 工法
場所打ち PC 工法(プレストレストコンクリート工法)・PRC 工法(プレストレスト鉄筋コンクリ ート工法)とは、場所打ちの梁などの加工に PC 鋼材を配線し、コンクリート打設後に緊張力を導 入する工法です。設計上、PC 工法は,曲げひび割れの発生を許容しない工法で、PRC 工法は、曲げひび割れの発生を許容するがひび割れ幅を制御する工法です。
2.特徴
高品質な建物を提供
- 高強度コンクリートとプレキャスト部材の採用により、高品質で耐久性に優れた建物を提供します。
プラン展開の自在性
- 大スパンの採用で住戸に住戸に柱型のない空間を構築できるので、プラン展開の自在性に優れた空間を提供します。
耐震性に優れた安心な建物を提供
- プレストレスト力により、地震後はひび割れのない構造体を構築でき、耐震性に優れた安心な建物を提供します。
資産価値を損なわない建物を提供
- RC 構造と比べ、ひび割れのない構造体の構築が可能なため、恒久的に資産価値を損なわない建物を提供します。
環境配慮性
- 柱・梁等の部材がプレキャスト部材でるため、木製型枠の使用量削減にも大きく貢献します。
躯体施工期間の短期化
- プレキャスト部材の圧着接合工法であるため、躯体施工期間の短期化が可能です。
3.他工法との比較
構造種別の評価一覧表(例.事務所 6 階建)