PC斜張橋
1.概要
・PC斜張橋は、主塔、斜材、主桁で構成される構造で、主塔から左右斜めに複数の斜材を張り、斜材を主桁につないで支える構造の橋です。
PC橋の特性を発揮するために、主塔を設けてPC鋼材を大偏心させることで支間の長大化を可能としています。
また、斜材の配置範囲を広くすることにより長支間化が可能で支間長が200m を超える橋梁もあり、また斜材本数を増やすほど桁高を小さくすることができます。
・斜材配置・主塔形状の設計の自由度が高いため、景観への配慮が容易で、橋梁自体がランドマークとして利用できる特長もあります。架設方法は固定支保工や張出し架設で建設されます。
2.特長
- 支間の長大化が可能です。
- 桁高を低減でき、桁下空間を大きく確保できます。
- 斜材配置・主塔形状などの設計の自由度が高く、景観への配慮が容易です。