移動支保工架設工法
1.概要
・大型移動支保工は、鋼製ガーダーと型枠とを組み合わせ、鋼製ガーダーの移動と型枠の組払いを機械化して一径間を一括して施工する工法です。
・移動支保工により施工される一般的な主げた断面形状は、中空床版橋、版げた橋、箱げた橋があり、主として適用支間によって主げた断面形状は決定されます。構造形式は連続げた橋に多く用いられていますが、ラーメン橋、鉄道橋における多径間単純げた橋の形式にも採用されています。
大型移動支保工の全景(京田辺高架橋)
1.型枠セット
2.鉄筋組立完了
3.コンクリート打設
4.緊張
5.型枠開放
6.移動状況
2.特長
- 施工時に橋体下の空間が確保できるため、けた下条件に左右されることなく施工が可能です。
- 上屋で覆われているため、風雨などの気象条件に左右されずに施工でき、工程管理がしやすい。
- 同じ作業の繰り返しであり、作業員の熟練度が速く、機械化により省力化、急速施工が可能です。