コンクリート床版の部分補修工法
1. 概要
- 近年、顕在化しつつあるPC合成桁のRC床版を橋梁下面から再構築する工法です。
- 在来工法に比べて交通規制の期間を短くできます。
- 全面打ち換えでなく、局部的な劣化の補修に向いています。
2.NETIS登録・特許
- 特許第5958907号 既設コンクリート床版の部分的補修工法(西日本高速道路(株)、西日本高速道路エンジニアリング中国(株)との共同特許)
3.特長
- 床版撤去箇所を仮設の覆工板で仮復旧することで安全な作業を実現します。
- 橋梁下面からの作業を最大限活用することにより、交通への影響を最小限に抑えます。
4. カタログ・テクニカルレポート
- 【論文】杉江匡紀・安里俊則・福田雅人・徳光卓:コンクリート床版下面から行う床版部分打替えの施工試験、コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 第19巻、pp527-530、2019.10
- 【論文】中村文香・福田雅人・安里俊則・徳光卓:プレストレスで接合した道路橋床版補修用仮設覆工板の実験的検討、プレストレスコンクリート工学会 第27回シンポジウム論文集、pp73-78、2018.11
- 【論文】徳光卓・松井隆行・横山和昭・鈴木正範:覆工板を活用したコンクリート床版の部分打替工法に関する検討、土木学会第69回年次学術講演会、pp161-162、2014.9