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反力床

1.概要

 

  • 当社技術研究センターでは2018年に構造実験棟にポストテンション・プレストレストコンクリート(PC)製の反力床を施工しました。反力床のコンクリートに太平洋セメント(株)が新たに開発した次世代フライアッシュセメントAFC®を採用し、日本で初めて実施工に適用しました。
     
  • 反力床の設計基準強度は36N/mm2であり、プレストレス導入のため比較的高い強度と早強性の確保が求められる一方、マスコンクリートであるため過大な水和熱による悪影響が懸念されましたが、施工性は良好であり、水和熱が抑制されるとともに全くひび割れも生じませんでした。

 

 

 

 

3.特長

 

  • 初期強度の増進による、普通セメントと同等な凝結時間の実現
  • 長期的ポゾラン反応の増進による、長期的な強度の安定性と耐久性の向上
  • 強熱減量の低減による空気量の安定

 

 

4.施工実績

 

  • 富士ピー・エス技術研究センター 構造実験棟反力床(H31.2)

 

 

5.カタログ・テクニカルレポート

 

  • 【テクニカルレポート】次世代フライアッシュセメントAFC®を用いた構造実験棟反力床の施工
     
  • 【論文】中村文香・前堀伸平・久我龍一郎・徳光卓:次世代フライアッシュセメントを用いた反力床マスコンクリートの施工、第20回太平洋セメントグループ技術発表会、2019.7
     
  • 【論文】前堀伸平・小川洋二・中村文香・徳光卓:高C3Sフライアッシュコンクリートの配合選定と実機プラントにおける品質確認、令和元年度土木学会全国大会第74年次学術講演会、V-106、2019.8
     
  • 【論文】中村文香・前堀伸平・小川洋二・徳光卓:高C3Sフライアッシュコンクリートのマスコンクリートへの適用、令和元年度土木学会全国大会第74年次学術講演会、V-107、、2019.8
     
  • 【報告】中村文香・前堀伸平・徳光卓:反力床マスコンクリートへの高C3Sフライアッシュセメントの適用、プレストレストコンクリート工学会 第28回シンポジウム論文集、2019.11
     
  • 【太平洋セメント情報誌】徳光卓・前堀伸平・久我龍一郎:次世代フライアッシュセメントAFC®を用いた構造実験棟反力床の建設CEM’s、No.83、pp4~8、2019.10

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