表面保護工法
1.概要
- 表面保護工法は、既設コンクリート表面に塗装材料や含浸材を塗布し、腐食劣化の因子の侵入を抑制する工法です。表面保護工法には、表面被覆工法や表面含浸工法があります。
着手前
着手後
2.特長
- 表面被覆工法は、既設コンクリート表面に新たな保護層を設ける工法で、コンクリート表面を被覆することで、劣化因子の侵入を抑制・防止します。また、コンクリートのはく落防止や美観・景観の回復の工法としても適用されます。
- 表面含浸工法は、既設コンクリート表面に含浸材を塗布する工法で、コンクリート表層部の組織を改質して劣化因子の侵入抑制、または新たな性能を付与します。
- 表面保護工法は、施工面の汚れや濡れ、湿度が性能に大きく影響します。したがって、施工においては確実な塗膜厚の確保はもちろん、材料の性能を確保するため、施工中の温度や湿度の管理を行う必要があります。
3.施工実績
- 塩田橋橋梁保全工事