断面修復工法
1.概要
- 断面修復工法は、コンクリートの劣化部分を除去したのち、断面修復材で復旧し、コンクリート内部鋼材の腐食劣化等を防止する工法です。断面修復工法には、左官工法、充填工法、吹き付け工法があり、補修箇所の大きさや、断面成形の有無などによって工法が選定されます。
左官工法
吹き付け工法(乾式)
2.特長
- 左官工法は、型枠を用いず、金ゴテや木ゴテ等を用いて人力により断面修復材を塗りつける施工方法で、断面修復部が小さい場合やそれらが点在している場合に適用されます。
- 充填工法は、型枠を設置して流動性を有する断面修復材や無収縮モルタル等を圧入する工法で、断面修復部が比較的大きい場合に適用します。充填工法には、モルタル注入工法およびプレパックド工法などがあります。
- 吹き付け工法は、圧縮空気により断面修復材を吹き付けて補修する工法で、断面修復部が比較的大きい床版や梁下面等の上向き施工および横向き施工に適しています。吹き付け工法には、乾式吹き付け工法と湿式吹き付け工法があります。
3.施工実績
- 沖縄自動車道屋嘉第2高架橋橋梁補修工事